鑑定評価書に機械学習を取り入れた例です。
これはLightGBMを使ったパターン。そのほか、基本的な線形回帰モデル、fastaiを使って深層学習モデルを使ったパターン、pycaretを使って複数のモデルを組み合わせたパターンなど、案件に応じて使い分けています。
なぜ機械学習を不動産鑑定評価の分野でも使っているかというと、評価書の例の中にも出てきますが、取引事例比較法で採用した取引事例が、意図的に高いものや安いものを採用したのではないことを間接的に説明するためです。
不動産鑑定評価の目的は、その価格がデータに裏付けされた適正な価格であることを説明するための文章です。したがって不動産鑑定士はデータを扱うための十分な能力が必要です....が、統計までは何とかなったとしても、Pythonを使って機械学習をできるようになった不動産鑑定士はほとんどと言っていいほどいません。石川県はおろか、北陸三県で不動産鑑定評価に機械学習を取り入れている鑑定事務所は僕の事務所だけ。
大丈夫ですか、不動産鑑定士さん!世の中はすごい勢いで変化していますよ。